野球人なら誰しもが「100均の商品でもグローブのお手入れができないかな?」と思ったことがあるのではないでしょうか。
100均には、野球グローブ用として販売されている製品はありませんが、野球用品にそっくりな商品がいくつかあります。
そこで、「100均に売っている商品で野球グローブのお手入れができるのか」を実際に検証していきます!
当記事では第一弾として、100均の靴用クリーナー(ウェットシートタイプ)で、グローブの汚れを落とせるか検証します。
今回、検証に使用した商品は、ダイソーで売られている「靴専用クリーナーハンディタイプ」です。
野球用品でも、ローリングスのグラピカなどのウェットシートタイプの汚れ落としが販売されていますので、比較しながら進めていきます。
このシリーズでは、100均に売っている商品を使って実際に野球グローブをお手入れしていきます!
お手軽なグローブの手入れ用品として需要が増えている、シートタイプの汚れ落とし。果たして100均の商品で代用できるのか?
商品の紹介:靴専用クリーナーハンディタイプ

今回、検証に使用した商品は、ダイソーで売られている「靴専用クリーナーハンディタイプ」です!
もちろん値段は110円!
パッケージ

シート

いわゆる、ウェットシートタイプの汚れ落とし用品になります。
内容量は、12枚×2パックの合計24枚のシートが入っています。
(正しい使い方は)外出先で靴が汚れた時にも、サッと拭いて綺麗にすることができます。
この靴専用クリーナーは、天然皮革・合成皮革用と記載されていますので、天然皮革を使用しているグローブにも使用できるのでは?!と期待しています。
野球グローブ専用品との比較

では、具体的に野球用品として販売されている「ZETT 革命シリーズ オールインウェットクロス」と、ダイソーの「靴専用クリーナーハンディタイプ」を比較してみます。
コスパを比較
まずは価格を比較していきます。
ダイソーの靴専用クリーナーハンディタイプは、24枚で110円(税込)です。
対して、ZETTのオールインウェットクロスは、12枚で330円(税込)でした。
その差はなんと6倍!
当たり前ではありますが、コスパではダイソー商品の圧勝ですね。
成分を比較
続いて、一番気になる成分を比較してみます。
ダイソーの靴専用クリーナーハンディタイプは、「シリコーンオイル、防腐剤、非イオン系界面活性剤、水」となっています。
対して、ZETTのオールインウェットクロスは、「ミンクオイル、エタノール、界面活性剤、合成樹脂、香料」でした。
比較の結果、油脂成分・防腐剤(アルコール)・界面活性剤が共通していることから、汚れ落としに関わる部分は概ね一緒であることがわかります。
異なる部分は、野球用品であるZETTのオールインウェットクロスには、合成樹脂と香料が追加で入っているということ。
これによって、グローブの艶出しや香り付け効果がプラスされています。(100均商品は無香)
価格の差は、こういったところから生まれてくるのでしょう。
実際にグローブの汚れを落としてみた
それでは、実際にダイソーで売られている「靴専用クリーナーハンディタイプ」を使って、グローブの汚れを落としていきます!
検証に使うグローブ(キャッチャーミット)
今回は、こちらのキャッチャーミットの捕球面を使って、汚れを落としていきます。

汚れ落とし前の現状は、砂汚れを落とし切らずにオイルを塗り重ねたため、黒くベタついている状態です。
これがどこまで綺麗になるのでしょうか?
気になる結果は...
軽くブラッシングして、あとはひたすら「靴専用クリーナーハンディタイプ」で擦っていきました。
その結果がこちら...

正直、あまり綺麗になったとは言えませんが、表面の劣化していたオイルが除去できているため、艶がなくなっています。
なお、使用した靴専用クリーナーのシートにも汚れがついていますので、汚れ落とし効果はちゃんとあるようです。

ただし、頑固な汚れを除去できるほどの効果はありませんのでご注意ください。
結論:使用後の軽いお手入れには良いかも

ということで、実際にキャッチャーミットを使って汚れ落としをしてみましたが、表面の軽い汚れであれば落とせることがわかりました。
それらを踏まえて、100均で売られている靴用クリーナー(ウェットシートタイプ)は、グローブを使用した直後の軽いお手入れとしてはありなのかなと思います。
価格も安いので、消耗が早い日常使用で恩恵を受けられそうです。
ただし、使用後のグローブは艶がなくなってしまうため、見た目にこだわりたい方はグローブ専用品を購入をおすすめします。
また、この商品だけでは頑固な汚れを落とすことはできませんので、週に1度はグローブ専用の手入れ用品でメンテナンスするようにしましょう。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はダイソーの「靴専用クリーナーハンディタイプ」を実例に、100均の靴用クリーナー(ウェットシートタイプ)が、野球グローブの手入れに使えるか検証してきました。
結果としては、汚れ落とし能力は弱い印象ですが、野球専用品と比較してコスパが良いので、
なるべくコストを削減したい方には需要があるのではないでしょうか。