野球人なら誰しもが「100均の商品でもグローブのお手入れができないかな?」と思ったことがあるのではないでしょうか。
100均には、野球グローブ用として販売されている製品はありませんが、野球用品にそっくりな商品がいくつかあります。
そこで、「100均に売っている商品で野球グローブのお手入れができるのか」を実際に検証していきます!
当記事では第二弾として、100均の革靴用クリーナー(クリームタイプ)で、グローブの汚れを落とせるか検証します。
今回、検証に使用した商品は、ダイソーで売られている「靴クリーナー(チューブタイプ)」で、中身はクリームタイプの汚れ落としです。
野球用品でクリームタイプの汚れ落としといえば、ローリングスのスーパーストロングクリーナー5が有名ということで、実際に比較しながら進めていきます。
このシリーズでは、100均に売っている商品を使って実際に野球グローブをお手入れしていきます!
汚れ落としとして定番のクリームタイプのクリーナー。果たして100均の商品で代用できるのか?
商品の紹介:靴クリーナー(チューブタイプ)

今回、検証に使用した商品は、ダイソーで売られている「靴クリーナー(チューブタイプ)」です!
もちろん値段は110円!
パッケージ

クリーム

いわゆる、クリームタイプの汚れ落とし用品になります。
内容量は、15グラム入っています。
(正しい使い方は)コットンクロスなどにクリーナーを付けて、薄く塗りながら磨くことで革靴の汚れを落とすことができます。
この汚れ落としクリーナーは革靴用ですが、同じく天然皮革を使用しているグローブにも使用できるのでは?!と期待しています。
野球グローブ専用品との比較

では、具体的に野球用品として販売されている「ローリングス スーパーストロングクリーナー5」と、ダイソーの「靴クリーナー(チューブタイプ)」を比較してみます。
コスパを比較
まずは価格を比較していきます。
ダイソーの靴クリーナー(チューブタイプ)は、15グラムで110円(税込)です。
対して、ローリングスのスーパーストロングクリーナー5は、230グラムで1540円(税込)でした。(110円あたり約16.5グラム)
ということで、意外にもローリングスのスーパーストロングクリーナー5の方がコスパが良いことがわかりました。
ただし、大きな差はないので、少量だけ欲しいという方は、ダイソー商品の方がお得に感じるかもしれないですね。
成分を比較
続いて、一番気になる成分を比較してみます。
ダイソーの靴クリーナー(チューブタイプ)は、「ろう、油脂、有機溶剤」となっています。(THE・靴クリーナーと言える成分)
実はこの成分は、ワールドペガサスのガツ落ち‼︎クリーナーと全く同じでした。

対して、ローリングスのスーパーストロングクリーナー5は、「珪砂、アンモニア、メチルセロソルブ、石油系溶剤」でした。
溶剤系の成分が多く、多様な汚れに対応できる汚れ落とし特化型の成分であることがわかります。
比較したところ、あまりにも内容成分が違いすぎたので、その他の汚れ落とし用品も調べたところ、「油脂、有機溶剤」が定番の成分のようです。
よって、一部の汚れ落とし特化型のクリーナーを除いて、汚れ落としに関わる部分は概ね一緒と言って良いでしょう。
なお、中のクリームを比較するとこんな感じ。

スーパーストロングクリーナー5は、珪砂が入っているため少し硬くて、ザラザラした感触。
ダイソー商品とガツ落ちは、滑らかなクリームで、ほぼ同じ見た目と感触でした。
実際にグローブの汚れを落としてみた
それでは、実際にダイソーで売られている「靴クリーナー(チューブタイプ)」を使って、グローブの汚れを落としていきます!
検証に使うグローブ(キャッチャーミット)
今回も、こちらのキャッチャーミットの捕球面を使って、汚れを落としていきます。
ウェブ側をダイソーの靴クリーナー(チューブタイプ)。
ヒンジ側をローリングスのスーパーストロングクリーナー5で磨いていきます。

汚れ落とし前の現状は、砂汚れを落とし切らずにオイルを塗り重ねたため、黒くベタついている状態です。
これがどこまで綺麗になるのでしょうか?
気になる結果は...
軽くブラッシングして、あとはひたすらそれぞれの汚れ落としクリーナーで擦っていきました。
その結果がこちら...
Before

After

それぞれ2回ずつクリームを付け直しながら擦った結果、どちらもほぼ汚れが落ちました!
甲乙つけるのであれば、ダイソーの靴クリーナー(チューブタイプ)はシワに詰まった汚れが若干残っているかな?と言った具合です。
やはり、グローブの汚れ落とし専用で販売されている商品の方が、汚れ落とし効果は強いと言えるでしょう。
結論:グローブの汚れ落としとして問題なく使える!

ということで、実際にキャッチャーミットを使って汚れ落としをしてみましたが、頑固な汚れも問題なく落とすことができました。
この結果を踏まえて、100均で売られている革靴用クリーナー(クリームタイプ)は、グローブ用の汚れ落としクリーナーでは量が多いと感じている人にはおすすめの商品だと思います。
野球用品として販売されている汚れ落としクリーナーは、どれも量が多いものばかりで、たまに草野球に参加する程度のライト層にとっては、使い切れないことも多いと思います。
そんな時に、100均にあるクリームタイプ の革靴用クリーナーで代用すれば、お金もクリーナーも無駄にならずに済むのではないでしょうか。
ただし、性能は問題ないですが、あくまで革靴用として販売されていますので、使用に不安がある方はグローブ専用品を購入をおすすめします。
なお、グローブを良い状態で保つためには、保湿・保革などのメンテナンスも必要になります。詳しいメンテナンス方法は以下の記事を参考にしてください。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はダイソーの「靴クリーナー(チューブタイプ)」を実例に、100均の革靴用クリーナー(クリームタイプ)が、野球グローブの手入れに使えるか検証してきました。
結果としては、汚れ落とし効果も十分にあり、問題なく使用できることがわかりました!
実際に野球用品として販売されている物(ワールドペガサスのガツ落ち‼︎クリーナー)と同じ内容成分というのもポイントが高いですね。
ただし、あくまで靴用として販売されていますので、使用の際は自己責任でお願いいたします。
他にも100均のこんな商品を比較レビューして欲しい!などございましたら、気軽にコメントくださいね!