野球をやっている人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?ジャイアンツの坂本勇人選手が冷凍庫でグローブを保管しているという噂。
何のために?どんな効果があるの?と疑問に思った野球人は多いでしょう。
当記事では、グローブを冷やす目的とその効果について詳しく解説します。この記事を読めば、冷やされたグローブがどのようにパフォーマンスに影響するのかがわかります。
実際にプロの選手が活用されているように、グローブを冷やすことのメリットは多くあります。自分が使用しているグローブの状態を把握し、グローブを冷やすべきか見極めましょう。
グローブを冷やすことは、グラブコンディションを整える効果を発揮します。しかし、急激に冷やすことはストレスを与えることにもつながるため、注意が必要です。
有名なプロ野球選手も取り入れてる!
野球グローブを冷蔵庫で冷やすことは一般的ではありませんが、実はプロ野球選手も取り入れているそうです。
冷凍庫でグローブを冷やす方法は、ジャイアンツの坂本勇人選手が取り入れていることで有名ですよね。
冷蔵庫でグローブを冷やす方法は、ライオンズやMLBで活躍された松井稼頭央選手が取り入れていたそうです。また、ただ冷蔵庫に入れるのではなく、水を入れた霧吹きを全体に吹き付けてから、冷蔵庫で保管するそうです。
どちらの選手も守備には定評がある選手ですので、期待が持てますね。
野球グローブを冷やすメリット

では、グローブを冷やすことで、どんな効果が得られるのか解説していきます。
グローブを冷やすことで、以下のようなメリットがあります。
1. 素材の安定性向上
- グローブの皮革素材は温度や湿度に敏感です。冷蔵庫のような低温・安定した環境で保管することで、過剰な乾燥や湿気によるダメージを防ぎ、革の状態を安定させる可能性があります。
- 特に湿気の多い地域では、グローブがカビや臭いの原因となる細菌の繁殖を防ぐ助けになる場合もあります。
2. 形状維持
- 熱や湿気が高い場所に置くと、グローブが変形したり、柔らかくなりすぎたりすることがあります。冷やすことで皮が硬くなり、一時的に形状を保ちやすくなる可能性があります。
3. 柔らかさの調整
- グローブ内のグリスや羊毛(指芯)が冷し固められます。グローブが柔らかくなりすぎるのを避けたい場合、一時的に冷やすことで素材をやや硬くする効果が期待できます。
野球グローブの多くは、牛の革で作られていて、気温や湿度の影響を受けて多少変化していきます。
それらを踏まえたコンディションを意図的にコントロールをするために、冷やすという手段も選択肢の1つです。
プレー中は冷やすことができないため、あくまで一時的な効果であると思ってください。
どれくらいの時間冷やすのか
グローブを冷やしすぎるのは、グローブにとってNGです。
では、どれくらいの時間冷やせばよいのでしょうか。
- 冷凍庫の場合
- 坂本選手が冷凍庫に保管しているのは、攻撃時のイニング間だけです。時間にすれば約20分程度と考えられます。冷凍庫は急激に温度が下がるため、短時間での保管にしましょう。
- 冷蔵庫の場合
- 松井稼頭央選手は、試合前日の一晩を冷蔵庫に保管していたそうです。時間にすれば約8時間といったところでしょうか。冷凍庫に比べて冷える速度が緩やかなため、これだけの時間冷やしても大丈夫なようです。
野球グローブを冷蔵庫や冷凍庫で冷やす際の注意点

グローブを冷やす行為はメリットだけではありません。
グローブの変化を意図的にコントロールするため、リスクも伴います。
以下に野球グローブを冷蔵庫や冷凍庫で冷やす場合のリスクをまとめてみました。
過度な冷却のリスク
- 冷蔵庫で長時間冷やすと、皮革が乾燥しすぎてひび割れの原因になることがあります。冷やす時間を短めにするなど、適度な管理が必要です。
湿気対策
- 冷蔵庫内で結露が発生すると、逆にグローブが湿気を吸ってしまうリスクがあります。袋やケースに入れて保管するのが望ましいです。(100%防ぐことはできません。)
頻度
- グローブを冷やすのは一時的な対策として考えられるもので、日常的に行う必要はない場合が多いです。
本来のグローブの使用環境では、急激に冷やされることは想定されていません。
そのため、実践する場合には、事前に注意点をしっかり理解しておきましょう。
冷蔵庫や冷凍庫に入れてはダメなグローブがある?

グローブの素材や状態によっては、冷蔵庫や冷凍庫で冷やすことをお勧めできない場合がありますので、ご注意ください。
- 革の繊維が伸びきったグローブ
- 革の繊維が伸びきっている状態では、急激に冷やすことによって繊維が切れて革が弱く破れやすい状態になってしまう可能性があります。
- 過度に濡れているグローブ
- 雨の中で使用したグローブなど、過度に水分を含んだ状態のまま冷やすと、グローブの表面と内部で結露や凍結が発生します。
それによって革にストレスがかかり、革が弱く破れやすい状態になってしまう可能性があります。
- 雨の中で使用したグローブなど、過度に水分を含んだ状態のまま冷やすと、グローブの表面と内部で結露や凍結が発生します。
しっかりとメンテナンスしてからグローブを冷やすようにしましょう。
また、グローブが買ったばかりの新品であれば、購入店に相談してみるのも良いでしょう。
参考動画
参考動画として、グラブ修理 Magoチャンネルさんが、実際にグローブを冷やす実験をされていたので紹介します。
グローブにこだわりがあるプロ野球選手はたくさんいる
ここまで坂本勇人選手も実践している、こだわりテクニックについて紹介してきましたが、
実は独自の野球グローブのこだわりを持ったプロ野球選手はたくさんいます。
他にもこだわりテクニックが知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここまで解説した内容をまとめると、
グローブを冷やすことで、革の繊維が締まり、グリスや羊毛が固まることで、グローブ全体の硬さを取り戻すようです。
これらは、あくまでグローブが冷えている状態に限るため、外気に触れて常温に戻れば、効果もなくなります。
そのため、1試合もしくは、1イニングのみの対策といったところでしょうか。
アマチュア野球では、グラウンドに冷蔵庫や冷凍庫がないので、クーラーボックスで代用してみるのも、ありかもしれません。
また、メーカーは冷凍庫や冷蔵庫での保管を推奨していないので、実践する場合は自己責任で行いましょう。