野球グローブの土手部分にある芯とじのひもを抜いている人が、チームにもいるんじゃないでしょうか?それってどんな効果があるのか気になりますよね。
そこで当記事では、野球グローブの土手ひもの役割から、土手ひもを抜くメリットまで詳しく解説します。この記事を見れば、あなたが土手ひもを抜くべきか見極めることができます!
私も学生時代から現在まで、土手ひもを抜いたグローブでプレーしています。メリットとデメリットを理解して、土手ひもを抜くか判断しましょう!
野球グローブの土手ひもを抜くことで、グローブ全体の操作性向上が狙えます。しかし、型が崩れるリスクもあるため慎重に判断しましょう。
土手ひもとは?どんな役割?
土手ひもとは、その名の通り野球グローブの土手部分に付いている紐です。

土手部分にはパッドが入っているのですが、パッドと表の革を土手ひもで固定することによって、土手部分の硬さをキープする役割を果たしています。
市販されているグローブの多くは、土手ひもが通されいる物がほとんどです。
土手ひも抜きとは?
野球グローブにおける「土手ひも抜き」とは、その名の通り、土手ひもを抜いた(外した)状態のグローブでプレーすることをいいます。

土手ひもを抜いてプレーすることは、ルール上問題ありません。
土手ひも抜きは、プロアマ問わず定番のカスタマイズの1つです。
土手ひもを抜くことで、グローブにいくつか影響(変化)を与えます。
土手ひもを抜くメリット

土手ひもを抜くことで、どんなメリットがあるのか確認していきましょう。
グローブが柔らかくなる
- 効果
- 土手紐を抜くことで、グローブの土手部分が柔らかくなり、握りやすくなる。
- メリット
- ボールを素早く握り込める。
- 内野手のようにスピーディーなプレーが求められる場面で有利。
操作性が向上
- 効果
- グローブの自由度が増し、手の動きに対して柔軟に反応する。
- メリット
- 捕球後のスローイング動作がスムーズになる。
- 小回りの効く動きが必要な内野手に適している。
- 手に馴染む感覚を追求できる。
ポケットの形状を調整できる
- 効果
- 紐を抜くことで親指が開きやすくなり、ポケットが浅くなる場合がある。
- メリット
- ボールの取り出しが早くなる。
- フライボールやゴロを素早くさばける。
軽量化
- 効果
- 土手紐を抜くことで、わずかではあるがグローブの重量が軽くなる。
- ひも1本分なので、シビアな人にしかわからない。
- メリット
- 手の素早い動きを助ける。
土手ひもを抜くことで、グローブの操作性が向上するのがわかりましたね。
注意点

野球グローブの土手ひもを抜く前に、いくつか注意点があります。
プレースタイルやグローブの使い方によっては、デメリット(逆効果)になる可能性もあるので注意しましょう。
- グローブが柔らかくなり過ぎる
- 土手部分の紐を抜くと、グローブの開閉が柔らかくなります。
既に使い込んだグローブの場合は、グローブが柔らかくなり過ぎる可能性があるので注意しましょう。 - 柔らかすぎるグローブは、グローブを握り込む投手や、キャッチャー、一部の外野手には向かないことがある。
- 土手部分の紐を抜くと、グローブの開閉が柔らかくなります。
- 現状の型が崩れるリスク
- グローブがコの字型(ボックス型)になるように仕上げている場合は、土手の硬さがなくなることで肩が崩れるリスクがあります。
- 球際の強度が落ちる
- ウェブ先に引っかけて捕球する際(球際)、土手が潰れることでボールが引っかからず抜けてしまう可能性があります。
- 土手ひもを戻すのは手間
- 抜いた紐を再び通すのは手間がかかるため、慎重に調整を行う必要がある。
土手ひも抜きがおすすめな選手

ここまで解説した土手ひも抜きの特徴を踏まえて、土手ひもを抜くことをおすすめする選手の特徴をご紹介します。
- グローブを浅く使いたい内野手
- 土手ひもを抜くことで、グローブのポケットを浅く使えるため、素早く握り替えをしたいセカンド・ショートの選手におすすめ
- 握力が弱い選手
- 土手ひもを抜くことで、グローブが柔らかく使えるため、握力がまだ弱い小学生などにおすすめ
- 新品のグローブを早く使いたい選手
- まだ硬さの残る新品グローブの土手ひもを抜くことで、多少柔らかくなります。
しっかり型を作り上げてからの使用が理想ですが、やむ負えない場合などの応急処置に良いでしょう。
- まだ硬さの残る新品グローブの土手ひもを抜くことで、多少柔らかくなります。
該当する選手は、土手ひも抜きを試してみてはいかがですか?
土手ひもの抜き方は簡単!

土手ひもの抜き方は、意外にも簡単です。
特に必要な物はなく(細めのペンチがあれば楽です)、自宅でできます!
※逆に土手ひもを通すことは難易度が高い(手間が増える)ため、よく考えてから行いましょう。
土手ひもの抜き方はスポーツデポさんの動画(YouTube)でわかりやすく解説してくれています。
ぜひ参考にして、土手ひも抜きに挑戦してください。
(参考)土手の硬さだけ残したい場合は連結通しを選ぼう
土手ひも抜きを考えている選手の中には、土手は硬いままが良いと思っている人もいるのではないでしょうか?
そんな時には、連結通しがおすすめです。
連結通しとは、SSKでオーダーできる土手ひもの通し方です。元ロッテ・阪神の西岡選手が採用したことで有名です。

本来の土手ひもは表革の親指の付け根まで通しますが、連結通しの場合、表革は土手部分しか通しません。
そのため土手ひも抜きと同様に、親指の可動域が広くなり、操作性をあげることができます。
そのうえ、土手部分には硬さを残すことができます。
グローブの操作性を上げたいが、柔らかくなり過ぎるのが嫌な選手は、連結通しを検討してみてください!
まとめ
野球グローブの土手ひもを抜くメリットが理解できましたでしょうか。
ここまで解説した内容をまとめると、
土手ひも抜きは、特に操作性や柔らかさを重視する選手にとって有効なカスタマイズです。
ただし、耐久性の低下やグローブの構造に影響を与える可能性もあるため、目的やポジションに応じて慎重に判断することが大切です。
皆さんもぜひこの記事を保存して、土手ひも抜きに挑戦してみてくださいね。