野球グローブには、軟式用グローブと硬式用グローブの区分があります。
皆さんも一度は、軟式野球で硬式用グローブを使用してもいいのかな?と疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。
当記事では、軟式用グローブと硬式用グローブの違いから、軟式野球での硬式用グローブの使用感について詳しく解説します。
軟式用グローブと硬式用グローブには明確な違いがあります。グローブの特性を理解し、最適なグローブを見つけましょう。
硬式用グローブは軟式用グローブに比べて価格が高いですが、上質な革を使用しています。野球用品にこだわる方は硬式用グローブを選択するのも1つの手でしょう。しかしながら、グローブの柔軟性や重さなど、軟式用に劣る場合がありますので注意が必要です。
軟式野球で硬式用グローブを使ってもいい!

いきなり結論になりますが、
学生野球連盟や、草野球連盟にて、軟式野球で硬式用グローブを使うことはルール上は禁止されていません。(明記されていない)
そのため軟式野球の試合で硬式用グローブを使用するのは何も問題ありません。
ただし、ルール上に使用の制限がありませんが、硬式用グローブと軟式用グローブでは違いがいくつもありますので、
軟式野球で硬式用グローブをしようすると、どんな影響があるのか確認していきましょう!
軟式用グローブと硬式用グローブの違い

まずは、軟式用グローブと硬式用グローブの違いについて解説します。
硬式用グローブと軟式用グローブの区分は、使用されるボールの種類や競技レベルに応じて設計されています。
ぱっと見は同じように見えますが、以下のような違いがあります。
ざっくり言うと、「硬式用は耐久性が高いグローブ」で、「軟式用は柔軟性とコストパフォーマンスを重視したグローブ」といったところでしょう。
では、それぞれの詳細については、以下の記事で解説していますので、気になる方は読んでみてください!
軟式野球で硬式用グローブを使うメリット

軟式野球で硬式用グローブを使用するメリットは、次の3つが考えられます。
軟式野球における硬式用グローブのメリットは、何といっても耐久性の高さと革質の良さです。
軟式野球であれば、2~3倍の期間も長く使用できると考えられます。
さらに、硬式用グローブは使い込むことで、捕球面の革のハリが弱くなり、かえって軟式球を捕球しやすい状態に仕上がっていきます。
そのため、硬式用グローブを使うメリットを実感するには、長い時間を掛けて使い込むこと必要があることに注意しましょう。
軟式野球で硬式用グローブを使うデメリット
軟式野球で硬式用グローブを使用するデメリットは、次の4つが考えられます。
軟式野球における硬式用グローブのデメリットは、軟式ボールとの相性です。
軟式野球で使用するボール(ゴムボール)は、硬いものに当たると強く跳ね返る特性があります。
しかしながら、硬式用グローブは耐久性を高めるために革や芯材に強度が高い物を使用しているため、軟式ボールの反発を強く受けてしまいます。
特に購入して間もない時期は、グローブの硬さがしっかりと残っているので、試合で使うのは控えましょう。
硬式用グローブはこんな人におすすめ

基本的な考え方として、「軟式野球では軟式グローブ」を使用するのがベストです。
やはり、軟式用と硬式用に区別されているだけあって、メーカーはそれぞれの使用状況を想定して最適なグローブに仕上げています。
しかしながら、100%おすすめしないとも言い切れません。(私も草野球で高校時代の硬式用グローブを使用しています。)
では、どういった選手に硬式用グローブを使用を勧めたいかまとめてみました。
- 最高品質な野球道具にこだわりがある人
- 1つのグローブを長く愛用していきたい人(少なくとも5年以上)
- 既に使い込まれた硬式用グローブを軟式野球で使いたい人
- 既に軟式用グローブを所持しており、併用しながら硬式用グローブを育てられる人
しっかりと使い込めば軟式野球でも問題なく使用できるグローブになりますので、根気強くグローブを育てていきましょう。
まとめ
軟式野球で硬式用グローブを使うメリットとデメリットが理解できましたでしょうか。
ここまで解説した内容をまとめると、
軟式用と硬式用に区別されているだけあって、メーカーはそれぞれの使用状況を想定して最適なグローブに仕上げています。
そのため、軟式野球では軟式用グローブを使用するのがよいと言えます。
昨今では、硬式用に劣らないほど上質な革を使用した軟式用グローブも生産されています。
硬式用グローブ=上質、軟式用グローブ=安物、ではなくなりつつありますので、色々なグローブを調べて自分に合ったグローブを見つけてください。