近年、漢字ラベルのグローブが人気ということをご存じですか?
漢字ラベルは希少性が高く、漢字が持つ独特の形や雰囲気が、国内外問わず評価を受けています。
そこで当記事では、漢字ラベルが使用されているグローブメーカーを5つ紹介していきます。
学生野球にも対応しているメーカーばかりですので、チェックしておきましょう!
この記事では漢字ラベルを使用しているメーカー5社(現行メーカー3社+廃業メーカー2社)を紹介しています。
他の人と被らないグローブメーカーをお探しの方は、ぜひ最後までご覧ください!
漢字ラベルは渋くてカッコいい!
現在、グローブを製造しているメーカーは数え切れないほど乱立している中で、ごく稀に「漢字表記」のラベルを採用しているメーカーが存在します。
漢字表記のラベルは、渋くてカッコいいとグローブマニアから一定の支持を受けていましたが、
近年では、海外の野球プレーヤーからも、その独特な形や日本文化との関連性が魅力的という理由で、じわじわ人気が上昇しています。
漢字ラベルを採用しているグローブメーカー5選!
ここからは、漢字ラベルを採用しているグローブメーカー5選を紹介していきます。
紹介していくグローブメーカーは以下の5社。
- 現行メーカー(3社)
- 玉澤(TAMAZAWA)
- 誠グローブ
- 播州グラブ
- 廃業メーカー(2社)
- 佐川ミット
- 東駒
現行メーカーの3社(玉澤・誠グローブ・播州グラブ)については、店舗やオンラインショップで、新品を購入が可能ですが、
廃業メーカーの2社(佐川ミット・東駒)については、中古ショップやフリマサイトで中古の購入がメインとなりますのでご注意ください。(ごく稀に新品の在庫が残っている場合があります。)
それでは、各メーカーについて、詳しく説明していきます。
玉澤(TAMAZAWA)
玉澤(TAMAZAWA)は、明治43年に創業された日本最古の野球用品メーカーで、英字と漢字の2種類のラベルがあります。
TAMAZAWA(英字ver)

玉澤(漢字ver)

この2種類の中でも、漢字で書かれた通称「漢玉(カンタマ)」は人気が高く、熱狂的なファンがいるほど。
また、オーダーでは、有料オプションとして、カモ柄や豹柄、唐草模様など、他社では選べないデザインが豊富!
個性的なのはラベルだけではなく、柄物のレザーを使ったグローブを生産するなどにも取り込んでいます。
周りと差をつけたい人には特におすすめのメーカーです!


--追記--
なんと、人気の漢玉(カンタマ)に新しいデザインが登場しました!
新しいラベルは、書道アーティストとしてご活躍されている原愛梨氏がデザインしており、躍動感に溢れる玉澤になっています!
新ラベルはオーダーで選択できるようなので、詳しくは玉澤のホームページをご覧ください。

誠グローブ
誠グローブとは、イクノ工房が生産する独自ブランドです。

この「誠」という名前は、阪神タイガースや広島東洋カープで活躍した江夏豊氏が命名されたそうです。
なお、誠グローブでは『SDGs平野レザー』として、ボーイズリーグの選手を限定に、破格の29,800円(税込)でグローブをオーダーできます。
使用できるカラーが少ない、本体カラーは全て同一色で平裏カラーのみ選択可能と条件はありますが、これほど安くオーダーグローブを作成できる機会はないので、
ボーイズリーグに所属している選手は、オーダーしてみてはいかがでしょうか?

播州グラブ
播州グラブは、兵庫県西脇市にある野球ショップ「野球一筋」のオリジナルメーカー。
ラベルには、英字と漢字の2種類があります。
Banshu(英字ver)

播州(漢字ver)

グローブの革には和牛レザーを使用しており、軽さと耐久性を兼ね備えています。
また、捕球面に刻印がないのが特徴で、捕球面にシワが出来づらい工夫をおこなっています。
プロ野球では、埼玉西武ライオンズの甲斐野選手(西脇市出身)が使用しており、先日のマイナビオールスターゲーム2025でも注目されました。
出典:Instagram yakyu_hitosuji
佐川ミット(生産終了)
佐川ミットは、サガワ運動具製作所が作るミット専門のオリジナルブランド。

ミットだけを作り続けること70年以上の歴史を持つ佐川ミットですが、職人である佐川氏の引退により、現在は廃業となっております。
全て手作りでミットを作り続け、磨き上げられた職人技は、多くのプレイヤーから支持されていました。
また、自社ブランド以外にも多くのミット製作に携わっており、「玉澤」や「ベルガード」、「NIS」などのミットも製作していたんです!
なお、サガワ製作所で作られたミットは、手口部分に「佐川作」の刻印があります。
とても上質なミットなので、中古で見かけた際には要チェックです!
東駒(現在はトリニティに継承)
東駒は、1962年設立の東京でグローブを製造する国産老舗ブランド。
ラベルには、漢字表記の「東駒」と、英字表記の「TOKYO BULL」の2種類があります。
TOKYO BULL(英字ver)

東駒(漢字ver)

グローブ全体から、渋さをとカッコよさを纏っていた東駒でしたが、2020年3月31日に廃業となりました。
その技術は確かなものであり、他メーカーのグローブもOEMで作成していたほど。
特に耐久性には定評があり、長く使用することが出来ます。
なお、東駒は事業継承によって、現在は「トリニティ」という名前で再始動しています!
トリニティのグローブは、東駒のグローブを製作していた職人3名によって手掛けられているため、東駒の品質が好みだった方はトリニティのグローブをお試しあれ。
まとめ
漢字ラベルを採用しているグローブメーカーを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここまで解説した内容をまとめると、
今回ご紹介した5つのメーカーは、どのブランドも確かなそれぞれに魅力と技術があります。
是非、漢字ラベルのグローブをゲットして、チームで自慢しちゃいましょう!