夏の甲子園は、高校球児にとっての晴れ舞台であり、高校野球ファンにとっても楽しみにしている大会です。
高校球児のトレンド把握能力は高く、珍しいメーカーのグローブを使用していることが多々あります。
そこで当記事では、2025年夏の甲子園で使用されていた珍しいメーカーのグローブを、まとめて紹介していきます。
高校球児のトレンド把握能力には、私も頭が下がります。
高校球児に限らず、これから高校生になる学生や、大人も参考にしてくださいね!
高校野球では革色などの制限がありますが、使用メーカーの制限はありません。
この記事を読んで、最新のトレンドグローブを学んでいきましょう!
2025年夏の甲子園が開催中!

現在、第107回全国高等学校野球選手権大会(通称:夏の甲子園)が開催されています!
各都道府県予選を勝ち抜いた高校球児が、甲子園球場を舞台に熱戦を繰り広げていますね。
春夏連覇を目指す横浜高校が優勝するのか、はたまた、その他の高校が悲願の優勝を成し遂げるのか。
全力で白球を追いかける選手を応援しましょう!
夏の甲子園で使われた「珍しいグローブメーカー」を紹介
それでは、2025年夏の甲子園で使用されていた珍しいグローブを、メーカー別に紹介していきます。
甲子園で守備についた選手のほとんどは、「ミズノ、ZETT、SSK、ローリングス」のいずれかを使用していましたが、
これ以外に、どんなメーカーのグローブが使用されていたのでしょうか?
ブルースボルト
ブルースボルトは、2017年にアメリカで設立されたメーカーです。
2023年のWBCで、ヌートバー選手がバッティング手袋などのギアを使用していたことにより、日本での知名度が高まりました。
今大会でブルースボルトのグローブを使用していた選手は、花巻東高校の選手たち。(#16赤間史弥選手、#17萬谷堅心選手など)

余談ですが、花巻東高校と関係が深かったアシックスが野球用品から一部撤退することになり、今後の進展に注目が集まっていましたが、ブルースボルトに変更となったようですね。
ロゴマークが紫色なのも、花巻東の学校カラーに合わせたのだと推測されます。
ハイゴールド
ハイゴールドは、1966年から続く、日本の野球メーカーです。
知名度が高いメーカーではありますが、意外にも甲子園で使用している選手は多くないようです。
今大会でハイゴールドのグローブを使用していた選手は、弘前学院聖愛高校の#1芹川丈治選手。



Teppen(てっぺん)
Teppen(てっぺん)は、オーダーグローブを中心に人気を集める大阪発のメーカー。
素材の革にこだわり、上質なグローブを製造されている。
また、当て捕りに特化した内野手用モデルや、ウェブを曲げない投手用モデルなど、革新的なアイデアグローブが注目を集めている。
今大会でTeppenのグローブを使用していた選手は、聖隷クリストファー高校の#1高部陸選手。

なお、高部選手のグローブもウェブが曲がらないグローブを使用されているようです。

Treasure(トレジャー)
Treasure(トレジャー)は、播磨レザーでグローブを作り上げる、兵庫県の新興メーカー。
飛ぶ鳥を落とす勢いのアトムズ(ATOMS)グループです。
Treasureのグローブは、特にピッチャー用グローブの人気が高く、一定の支持があります。
今大会でTreasureのグローブを使用していた選手は、尽誠学園高校の#1広瀬賢汰選手。

なお、Treasureのグローブでは、特殊重心を採用したタイプの人気が急騰しているため、もしかしたら広瀬選手のグローブも特殊重心かもしれませんね。

LOPI(ロピ)
LOPI(ロピ)は、東京浅草で40年以上の歴史を持つ革問屋が創設したグラブメーカー。
痛くないグローブを日々研究し「インパクトプロテクター(ウレタン素材)」を内蔵することで、捕球時の衝撃を抑えることに成功した。
軟式野球から硬式野球に進んだ学生から多くの支持を集めている。
今大会でLOPIのグローブを使用していた選手は、北海高校の#6吉井天星選手。

捕球時の痛みに意識が行くと、無意識に痛みを避けるようなプレーになり、ミスを誘発してしまいます。
そんな悩みを抱えている方は、LOPIのグローブを試してみてはいかがですか?
A magical(マジカルグローブ)
A magical(マジカルグローブ)は、山陰でオーダーグローブを専門に扱う新興メーカー。
「選手の身体の動きを読み解き、唯一無二のグローブを提供する。」という理念から、1からプレーヤーの理想とする形を一緒に作り上げている。
なお、投手用のみ型番が存在しますが、その他(内野手用、外野手用、一塁手用、捕手用など)も対応可能のようです。
今大会でA magicalのグローブを使用していた選手は、鳥取城北高校の#10鈴木欧音選手。

なお、ウェブは選手オリジナルモデルで、名前であるOTO(欧音)のデザインがクールでした。
A magicalのグローブにご興味がある方は、インスタグラムからお問い合わせください。 A magicalのインスタグラムはこちら
Genuine(ジェニュイン)
Genuine(ジェニュイン)は、プロ仕様のグローブ(革が薄い・芯が硬い)を製造する新興メーカー。
プロ仕様のため高価格帯ではあるが、圧倒的な軽さで、選手がパフォーマンスを最大限発揮できる。
また、ラベルのかっこよさも、高校球児にとっては重要なポイント!
今大会でGenuineのグローブを使用していた選手は、東洋大姫路高校の#10阪下漣選手と高知中央高校の#19クレメンツ龍徳ウィリアム選手。



甲子園で確認できたグローブメーカー一覧
これまで紹介してきた珍しいメーカーも含めて、甲子園での使用が確認できたグローブメーカーを、まとめて紹介していきます。
- ミズノ:石垣元気選手(健大高崎 #1)、吉田大輝選手(金足農 #1)など
- ZETT:
- SSK:佐藤蓮選手(未来富山 #1)など
- ローリングス:阿部葉太選手(横浜 #8)など
- ウィルソン:岡田晴樹選手(明豊 #8)
- 久保田スラッガー:井上蓮音選手(西日本短大附属 #6)、矢渡蓮選手(高川学園 #5)など
- アシックス:西村一毅選手(京都国際 #1)、近藤優樹選手(日大三 #1)など
- ハタケヤマ:竹本歩夢選手(東大阪大柏原 #2)など
- ワールドペガサス:川崎龍輝選手(東大阪大柏原 #1)、鈴木来夢選手(聖光 #9)など
- ザナックス:
- アトムズ:久保田悟選手(松商学園 #4)
- ドナイヤ:山下泰槻選手(佐賀北 #9)
- ジームス:明楽大瑶選手(岡山学芸館 #7)など
- アイピーセレクト:小川耕平選手(西日本短大附属 #5)、野田錬平選手(佐賀北 #4)など
- ジュンケイ:三沢拓己選手(北海 #3)
- 和牛JB:中野琉碧選手(西日本短大附属 #1)など
- アンダーアーマー:生田大悟選手(尽誠学園 #3)
- ブルースボルト:赤間史弥選手(花巻東 #16)など
- ハイゴールド:芹川丈治選手(弘前学院聖愛 #1)
- TAMAZAWA(玉澤):佐藤仁選手(西日本短大附属 #3)
- てっぺん:高部陸選手(聖隷クリストファー #1)
- トレジャー:広瀬賢汰選手(尽誠学園 #1)
- LOPI:吉井天星選手(北海 #6)
- A magical:鈴木欧音選手(鳥取城北 #10)
- Genuine:阪下漣選手(東洋大姫路 #10)、クレメンツ龍徳ウィリアム選手(高知中央 #19)
十数年前では考えられないほど、グローブメーカーが増えたことが実感できますね。
甲子園期間中は随時更新!
甲子園が開催されている期間中は、随時更新していきます!
「こんな珍しいグローブを使っていた高校球児がいたよ!」や、「〇〇高校の選手が知らないグローブ使っていたよ!」など、情報提供もお待ちしております!
まとめ
今回は2025年夏の甲子園で使用されていた珍しいグローブメーカー を紹介していきました。
ここまで解説した内容をまとめると、
近年人気沸騰中のメーカーや、私も初めて聞くようなマニアックなメーカーまで様々ありました。
ほんとうに、高校生のリサーチ力には驚かされます。
2026年はどんな珍しいグローブが登場するのか楽しみですね!