野球グローブの薬指リングとは?対応メーカーと既製品モデルまとめ【最新版】

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野球グローブの薬指リングとは?対応メーカーと既製品モデルまとめ【最新版】

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薬指リング付きグローブが気になっているものの、「どのメーカーなら買えるのか分からない」「そもそも自分に必要なのか判断できない」と感じている方は多いのではないでしょうか。

薬指リングは、グローブの平裏(手のひら側)に設けられた革製のリングに薬指を通すことで、グローブと手の一体感を高めるための構造です。

一部のプロ野球選手が使用していることで注目されましたが、一般プレーヤーの場合は対応しているメーカーが少ないのが現状です。

本記事では、

  • 薬指リングの基本構造
  • メリット・デメリット
  • 選ぶ際の注意点

を整理したうえで、「薬指リング付き既製品モデルを展開しているメーカー」を一覧で紹介します。

購入前に知っておくべき情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

薬指リングは、グローブと手の一体感を高め、操作性や捕球の安定感を向上させる有効な構造です。
一般プレーヤー向けに薬指リングに対応しているメーカーは、「」があります。

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薬指リングとは?

薬指リングとは、グローブの平裏(手のひら側)における薬指下に縫い付けられた革製のリング構造のことを指します。

薬指リングを示している写真
グローブはアイピーセレクトの十河モデル

このリングに薬指を通すことで、フィット感の向上や、手の動きをグローブに伝えやすくする効果があります。

特に内野手用グローブに多く採用されており、

  • 当て捕り
  • 素早い握り替え
  • グラブの開閉スピード

といった、指先の感覚を重視するプレーとの相性が良い設計です。

昔はプロ野球選手に提供されるグローブにのみ採用される幻のオプションでした。(元巨人の仁志選手や、元横浜・楽天の藤田選手が使用していたことで有名)

現在では、新興メーカーを中心に、一般プレーヤーに薬指リングを搭載したグローブが販売されるようになりました。

薬指リングのメリット・デメリット

薬指リングのメリット

薬指リングのメリットは3つあります。

薬指リングのメリット

  • グローブのフィット感が向上する
  • 手の動きがグローブに伝わりやすくなる(操作性の向上)
  • 特別感が得られる

グローブのフィット感が向上する

薬指リング最大のメリットは、グローブと手の一体感(フィット感)が大きく向上する点にあります。

薬指リングによって、薬指の付け根までをグローブに固定できるため、手のひらと平裏の隙間が最小限になります。

手口から見た薬指リング

それにより、捕球時にグローブがズレることが無くなります。

手が小さめの選手(手に対して大きいグローブを使用している選手)にとっては、グローブの中で手が遊びにくくなる点もメリットとなります。

手の動きがグローブに伝わりやすくなる(操作性の向上)

薬指リングで自身の薬指の付け根がグローブに固定されることによって、指の力がダイレクトに伝わるようになります。

まずは皆さんも試してほしいのですが、平らな床や机に手を置いて指先で押してみてください。

薬指だけ押し込みづらく、指の付け根が浮いてしまいませんか?

平らな床や机に手を置いて、順番に指先だけを押し込むと、明らかに薬指だけ付け根が浮いてしまう様子

次は、薬指の付け根を抑えながら同じように押してみてください。

先ほどより力が伝わったと感じませんか?

薬指の付け根を固定すると、指先にしっかりと力は加わっている様子

これが薬指リングの効果なんです。

薬指は他の指と比べて自由に動かしづらく、力も弱いです。

薬指リングで薬指の付け根が固定することで、指の力をしっかりと伝えられるようになります!

特別感が得られる

プレーへの直接的な関係はありませんが、広く普及していない薬指リングがついていることで、他の選手のグローブと差別化することができます。

周りの選手から「何それ?」「プロ野球選手みたい!」などと、注目されること間違いなしです。

「かっこいいから」で選ぶと後悔することになるから、デメリットも理解してね!

薬指リングのデメリット

一方で、薬指リングには明確なデメリットが3つ存在します。

薬指リングのデメリット

  • 手が大きい(指が太い)選手にとっては窮屈
  • 手を奥まで入れられない(グローブが浅くなる)
  • 使い始めは違和感が強いため慣れが必要

薬指リングは付いていれば良いというものではなく、モデル選びが非常に重要な要素です。

手が大きい(指が太い)選手にとっては窮屈

手が大きい(指が太い)選手にとっては、薬指リングがグローブの開閉時に突っ張ってしまい、逆に操作性が悪化します。

指が薬指リングに引っ掛かり奥まで入らないとなると、グローブを正しく使えません。

薬指リングはグローブの中で手が遊んでしまう選手向けのパーツなので、手が大きい選手には不要です。

手を奥まで入れられない(グローブが浅くなる)

薬指リングがあることで指の付け根が引っ掛かり、それ以上指を奥に入れることができません。

そのため、必然的にグローブを浅くはめることになります。

薬指リングがないとグローブに指が奥まではいいている様子
薬指リングがあると、指の付け根が引っ掛かって浅くなってしまう様子

しっかりと手を奥まで入れたい人は、薬指リングをつけないようにしましょう。

また、浅くはめることによって、屈曲位置が手口側に寄ってしまいます。

深いポケットのグローブでは、なるべく深い位置(指の付け根側)で屈曲させるのが理想なので、相性が悪いです。

近年流行しているコユニ(小指2本入れ)仕様のグローブも深いポケットだから相性が悪いよ。
(そもそも薬指じゃなくなるけど...)

使い始めは違和感が強いため慣れが必要

薬指リングをつけることによって、通常は感じない異物感を受けることになります。

もちろん次第に慣れていきますが、始めてから数か月は気になってしまうでしょう。

プレー中に集中力を切らす原因にもなりかねませんので、早めに慣れるよう努力しましょう。

薬指リングに対応しているメーカー一覧

一般プレーヤー向けに薬指リングがついたグローブを提供しているメーカーを紹介します。

メーカー名薬指リングの名称リングの伸縮可否定番グローブの有無オーダー対応の可否オーダー時の追加費用
アイピーセレクト薬指リング×2,750円(税込)
和牛JB薬指リング××
(内野手用のみ)
3,300円(税込)
ジュンケイグラブ薬指リング××
(内野手用のみ)
4,400円(税込)
ワールドペガサスフィンガーループ
(定番品と同モデルのみ)
1,650円(税込)
GROW薬指リング××2,200円(税込)
ガッツメンバーpronaid×3,300円(税込)
SAEKI薬指リング××2,800円(税込)

アイピーセレクト

アイピーセレクトでは、薬指リングが搭載された定番品が3モデルあり、その他のモデルにはオーダーによって搭載することが可能(一部のモデルは除く)です。

定番品では、業界で始めて一般プレーヤー向けに薬指リングを搭載したと言われている十河モデルの「Ip.1050-15」「Ip.1050-15(5mmアップ)」に加え、「Ip.RD-Gr」にも採用されています。

オーダーでは、山本由伸投手が使用していた「Ip.01AR・Ip.11AR(アルモニーア)」を除いた全モデルにオプションで搭載することが可能です。(費用は+2,500円)

和牛JB

和牛JBでは、薬指リングが搭載された定番品はありませんが、オーダーによって搭載することが可能(一部のモデルは除く)です。

オーダーでは、内野手用のモデル(004,005,006など)にのみオプションで搭載することが可能です。(費用は+3,300円)

ジュンケイグラブ

ジュンケイグラブでは、薬指リングが搭載された定番品はありませんが、オーダーによって搭載することが可能(一部のモデルは除く)です。

公式オーダーカタログには掲載されていませんが、カタログ外オプションとして対応が可能なようです。

搭載可能なモデルの詳細は不明ですが、主に内野手用のモデルにのみ対応できるようです。

内野手用のモデル(004,005,006など)にのみオプションで搭載することが可能です。(費用は+3,300円)

ワールドペガサス

ワールドペガサスでは「フィンガーループ」という名称で、通常の薬指リングと異なるポイントが2つあります。

それは、「薬指と中指部分にリングを設けられていること」と「伸縮が可能であること」です。

フィンガーループが搭載された定番品は、一般用4モデル(65L型、651L型、8L型、1KL型)と少年用EDITシリーズと充実しています。

オーダーでは定番品と同一モデルのみオプションの選択が可能で、フィンガーループの有無を選べます。(費用は+1,650円)

GROW

GROWでは、オーダーグローブ専門メーカーのため定番品はありませんが、オーダーでは薬指リングを搭載することが可能です。

オーダーでは全モデルに薬指リングを搭載可能なので、モデルを妥協することなく選ぶことが出来ます。(費用は+2,200円)

ガッツメンバー

ガッツメンバーでは「pronaid(プロネード)」という名称で、通常の薬指リングと異なるポイントが1つあります。

それは、「伸縮が可能であること」です。

ガッツメンバーはオーダーグローブ専門メーカーのため定番品はありませんが、オーダーではpronaid(プロネード)を搭載することが可能です。

オーダーでは全モデルにpronaid(プロネード)を搭載可能なので、モデルを妥協することなく選ぶことが出来ます。(費用は+3,300円)

SAEKI

SAEKIでは、オーダーグローブ専門メーカーのため定番品はありませんが、オーダーでは薬指リングを搭載することが可能です。

オーダーでは全モデルに薬指リングを搭載可能なので、モデルを妥協することなく選ぶことが出来ます。(費用は+2,800円)

また、オーダー作成の際に、実際の手形と指の周囲の計測することで、

既製品に薬指リングが付いていない場合の選択肢について

レザークラフトをする様子の写真

「気に入ったグローブがあるが、薬指リングが付いていない」というケースも少なくありません。

その場合、専門ショップで後付け加工を行ってもらうという選択肢も存在します。

ただし、後付けは既製品設計とは異なり、革の厚みや平裏構造への理解が求められるため、施工技術によって仕上がりに差が出ます。

後付けについては注意点も多いため、詳細は別記事で詳しく解説します。

まとめ

薬指リングは、グローブと手の一体感を高め、操作性や捕球の安定感を向上させる有効な構造です。

一方で、すべての選手に合うわけではなく、プレースタイルやポジション、サイズ感との相性が重要になります。

「かっこいいから」「好きな選手が使っているから」という理由だけで選ぶと、自分には合わなかったとなる可能性がありますので、慎重に判断しましょう。

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  • この記事を書いた人

捕球師範

名前:捕球師範(ほきゅうしはん)

野球歴20年以上のグローブ愛好家

野球初心者からベテランまでの全野球人向けに野球グローブ専門の情報を発信していきます!

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