皆さんは、野球グローブの乾燥具合をチェックしていますか?
実は、グローブに水分が足りていないままだと、革が乾燥してひび割れたり、硬くなったり、変形したりする可能性があります。
そこで当記事では、グローブに必要な栄養と潤いを与える「スプレータイプの保湿オイル」のおすすめ商品を4つ紹介していきます!
スプレータイプの保湿オイルは、数年前から少しずつ流行しています。
これまでのメンテナンスの常識を覆すような特徴がありますので、しっかり理解してメンテナンスに取り入れてみましょう!
スプレータイプの保湿オイルといえば、和牛JBのプロティオスが有名ですが、他社からも類似商品が販売されています。
雨の日などで濡れたグローブのメンテナンスにも使えるので、必ず1つは所持しておくことをおすすめします。
スプレータイプの保湿オイルが人気上昇中

保湿オイルとは
保湿オイルとは、グローブ(革)の内部に栄養と水分を与えることを目的としたオイルを指します。
スプレータイプ(液体)

クリームタイプ

人間に例えると「化粧水」の役割が、保湿オイルになります。
冬の乾燥で、唇が切れたり肌が硬くなるのと同じで、
グローブを保湿していないと、革が乾燥してひび割れたり、硬くなったり、変形したりする可能性があります。
そう言った劣化を抑制するメンテナンス用品が、保湿オイルなんです!
保革とは違う?
グローブのメンテナンスでは、「保湿」と似た言葉で、「保革」があります。
これらの違いは、「革の内部」か「革の表面」のどちらに作用するかにあります。
保湿はグローブの内部に浸透し、内側から水分や栄養(タンパク質やビタミンなど)を与えていきます。
それに対して、保革はグローブの表面にコーティングすることで、外部からのダメージから守ります。
「保湿は栄養補給(革の内部)」、「保革はコーティング(革の表面)」と覚えておきましょう!
スプレータイプの特徴

今回は、その中でも人気急上昇中のスプレータイプの保湿オイルを解説していきます。
スプレータイプの保湿オイルの特徴は「扱いやすさ」と「重くなりにくさ」そして、「価格が高い」という共通点があります。
以下の項目で、それぞれについて解説していきます。
特徴① 扱いやすい
1つ目のスプレータイプの保湿オイルの特徴として、扱いやすさが挙げられます。
保湿オイルが液状で、スプレーボトルの容器に入ってるため、簡単にグローブへ塗布することができます。
塗り込み用のブラシやタオルを用意しなくてよいのも魅力の1つです。
特徴② 重くなりにくい
2つ目のスプレータイプの保湿オイルの特徴として、重くなりにくいことが挙げられます。
スプレータイプの保湿オイルは、揮発性が良い成分で出来ているため、余分な水分は蒸発してくれます。
そのため、スプレータイプの保湿オイルを大量に塗布しても、グローブが重くなりにくいのです。
重くなりにくいので、使う量を気にしながらお手入れをしなくて良いので、扱いやすさにも繋がります。
特徴③ 価格が高い
3つ目のスプレータイプの保湿オイルの特徴として、価格の高さが挙げられます。
保湿オイルには、タンパク質や、ヒアルロン酸、ビタミンなどの栄養成分がたくさん配合されているため、
汚れ落としや、艶出し用のオイルなどと比較すると価格が高いです。
商品によって異なりますが、150mlで2,000円前後が一般的です。
ただし、グローブを良い状態で保つためには保湿(栄養補給)が必須ですので、1つは所有しておくことをおすすめします。
スプレータイプの保湿オイルのおすすめ商品4選

ここからは、スプレータイプの保湿オイルのおすすめ商品を4つ紹介していきます。
- おすすめ①:ボールパークドットコム(和牛JB)【プロティオス】
- おすすめ②:久保田スラッガー【コンディショニングスプレー】
- おすすめ③:ZETT【プロステイタス 保湿コンディショナー】
- おすすめ④:GorillaSports【CLOSER】
おすすめ①:和牛JB【プロティオス】
ボールパークドットコム(和牛JB)さんから販売されているプロティオスは、スプレータイプの保湿オイルの元祖とも言える商品です!
プロティオスには、タンパク質系の栄養成分が配合されています。
プロティオスの特徴は、本来の革と同じ成分(油分・水分)バランスで配合されていることです。
それによって、グローブへの浸透性が高く、内側からしっかりと栄養補給をしてくれます。
また、プロティオスは他社にはない汚れ落とし成分(界面活性剤)も入っているため、オールインワン(マルチ)タイプとして使用することもできるのも魅力です。
価格は150ml入って2,970円(税込)と、少々お高いですが、買う価値のある優秀な商品です。
おすすめ②:久保田スラッガー【コンディショニングスプレー】
久保田スラッガーさんから販売されているコンディショニングスプレーも、定番の商品です。
コンディショニングスプレーには、ホホバオイルが配合されています。
ホホバオイルは、ビタミンEやミネラルが豊富に含まれていて、私たちが使う保湿剤にも良く配合されています。
コンディショニングスプレーの特徴は、保湿だけでなく保革もできるということです。
保湿での栄養補給はもちろんのこと、保革によってグリップ力を高める効果もあります。
速効性があるので、練習や試合前に塗り込んでも良いそうです。
価格は100ml入って1,320円(税込)です。保湿と保革の二役ができると考えるとお得です。
おすすめ③:ZETT【プロステイタス 保湿コンディショナー】
比較的新しい商品として、ZETTさんから販売されているプロステイタス 保湿コンディショナーもおすすめです。
プロステイタス 保湿コンディショナーには、タンパク質系の栄養成分が配合されています。
プロステイタス 保湿コンディショナーの特徴は、保湿特化型と爽やかな香りです。
保湿特化型なので、しっかりと浸透して栄養補給をしてくれます。
既にお手入れ用品がある程度揃っている方は、より効果の高い特化型がおすすめです。
また、ライムの香りで、グローブに付着した汗や汚れの臭いの対策になります。
価格は150ml入って1,980円(税込)と、スプレータイプの保湿オイルでは標準的な値段です。
おすすめ④:GorillaSports【CLOSER】
スプレータイプの保湿オイルで最も勢いがあるのが、GorillaSportsさんから販売されているCLOSER(クローザー)です。
CLOSERは、主成分が保湿剤と記載されているため、詳細な成分は不明。
CLOSERの特徴は、圧倒的な保湿力とたくさん使える大容量モデルがあることです。
走れ!大井チャンネルwithゴリスポの活動で得た知識が詰め込まれた至極の保湿アイテムです。
また、他メーカーの商品には無い大容量タイプも販売していますので、チーム用に購入するのもおすすめです。
価格は通常サイズが200ml入って2,640円(税込)で、大容量サイズは400ml入って4,980円(税込)となっています。
購入は、お近くの野球ショップか、GorillaSportsのホームページよりお買い求めください。
【疑問】グローブに水はNGじゃないの?

よくある疑問で、「グローブは革製品だから、水はNGなんじゃないの?」と思われる方も多いでしょう。
その疑問については、半分正解で、半分間違いといったところでしょうか。
確かに、革製品に水はNGです。なぜなら、水と一緒に革の中の油分が流れてしまい、油分が足りなくなる(シミやパサつきの原因)からです。
しかし、それはあくまで余分な水分の話。
グローブの革も人間の皮膚と同様に、一定の水分は必要なんです。
その必要な水分を補って調整してくれるのが、保湿オイルの役割なんです。
まとめ
おすすめのスプレータイプの保湿オイルはいかがでしたでしょうか。
ここまで解説した内容をまとめると、
スプレータイプの保湿オイルを使うことで、革に必要な栄養と水分を、適性なバランスに整えてくれます。
野球歴が長い人からすると、「グローブに水(保湿オイル)をかけるなんて!?」と言ってしまいたくなりますが、
ちゃんと野球メーカーが研究した、新しいメンテナンス方法なんですね。
新しい技術を取り入れて、私たちのお手入れもアップデートしていきましょう!
また、お手入れ用品を使い分けるのが面倒という方は、マルチ(オールインワン)タイプもおすすめです!
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