ZETTの「プロスティタスシリーズ」から発売されているメンテナンス用品の実力はどれほどなのでしょうか。
そこで当記事では、ZETTのプロステイタス 保湿コンディショナーを実際に購入しましたので、使用感や性能をレビューしていきます!
プロステイタス 保湿コンディショナーは、近年流行している、タンパク質が補給できるスプレー式の保湿オイルです。
初心者にも扱いやすい工夫が施されている反面、惜しいポイントも存在しますので、購入を悩んでいる方はこの記事を参考にしてください。
プロステイタス 保湿コンディショナーは、グローブにとって大事なタンパク質が補給できるメンテナンス用品です。
揮発性が良く、たくさん振りかけても重くなりにくいので、スプレータイプの保湿オイルを使ったことがない方の最初の1本におすすめ!
商品紹介(プロステイタス 保湿コンディショナーとは?)
今回はZETTのプロステイタス 保湿コンディショナーをレビューしていきます。
プロステイタス 保湿コンディショナーは、ZETTから販売されている、保湿を目的としたメンテナンス用品です。
パッケージ

表示ラベル

近年流行しているスプレータイプの保湿オイルで、グラブの革を保湿しハリと柔軟性を与える効果があります。
なお、プロステイタス 保湿コンディショナーは、2023年12月に発売が開始された比較的新しいメンテナンス用品なので、現代のメンテナンス方法に合った商品だと言えます。
価格は150ml入って1,980円(税込)と、他社の類似製品と比べてコスパが良いです。
プロステイタス 保湿コンディショナーの特徴

グローブに必要なタンパク質を補給できる
グローブに使われている牛革は約90%がタンパク質で構成されています。
それほどグローブにとって大事なタンパク質が、プロステイタス 保湿コンディショナーで補給できるんです。
プロステイタス 保湿コンディショナーに配合されている成分は「水、水溶性溶剤、加水分解タンパク、ノニオン系界面活性剤、香料」となっています。

これらの成分の中の加水分解タンパクが、グローブに栄養を与える役割を果たします。
ちなみに、加水分解タンパクとは、 タンパク質を含んだ原料(植物性タンパク質や動物性タンパク質)を酸や酵素で加水分解してアミノ酸にしたものを指します。
グローブにはタンパク質を分解する力が無いため、元々アミノ酸に分解されている加水分解タンパクが配合されているのでしょう。
プロステイタス 保湿コンディショナーを振り掛けることによって、しっかりと栄養補給ができます。
トリガータイプだから疲れにくい
プロステイタス 保湿コンディショナーの容器は、トリガータイプのスプレーボトルになっています。
スプレータイプの保湿オイルは、トリガータイプとポンプタイプの2種類に分けられます。
トリガータイプ

ポンプタイプ

スプレータイプの保湿オイルは何度も噴霧する必要がある。
トリガータイプはポンプタイプと比較して、噴霧量も多く指の疲労も少なくて良い。
ただし、トリガータイプはノズル部分が大きため、収納や持ち運びの際には邪魔になりやすいので注意しましょう。
重くなりにくい
スプレータイプの保湿オイルに共通するの特徴として、重くなりにくいことが挙げられます。
理由は、揮発性が良い成分で出来ているため、余分な水分は蒸発してくれるからです。
プロステイタス 保湿コンディショナーも例外ではなく、パッケージにも大きく「重くなりにくい」と記載されているほど。
また、重くなりにくいので、使う量を気にしながらお手入れをしなくて良いので、初心者にも扱いやすいというメリットにもなります。
おすすめの使用頻度

プロステイタス 保湿コンディショナーはグローブの保湿(栄養補給)を目的とした商品のため、頻繁に使用する必要はありません。
プロステイタス 保湿コンディショナーを使う頻度については、メーカーは週に1回を目安にするのが良いと記載してあります。
ただし、新しいグローブには栄養が十分ありますので、頻度を落としても問題ないでしょう。(2週間に1回程度)
期間で考えるのではなく、グローブの状態(ヘタリ具合や乾燥具合)を確認しながら、適宜メンテナンスするのをおすすめします。
日常のお手入れと、週に1回のお手入れの使い分けについては、以下の記事を参照ください。
プロステイタス 保湿コンディショナーの特徴のメリット・デメリット
実際にプロステイタス 保湿コンディショナーを使ってみてわかった、メリットとデメリットを解説します。
プロステイタス 保湿コンディショナーのメリット

まずはプロステイタス 保湿コンディショナーのメリットを紹介します。
※特徴の項目で解説した内容以外のメリットを紹介します。
- メリット①:噴霧量が多くグローブに振りかけやすい
- メリット②:他社の類似製品と比較して安い
メリット①:噴霧量が多くグローブに振りかけやすい
プロステイタス 保湿コンディショナーは、ワイドに噴霧されるのでグローブ全体に振りかけやすいです。
ワイドに噴霧されることによって、2つの利点があります。
1つ目は、噴霧する回数が減らせること。これは、指の疲れの軽減になります。
2つ目は、局所にかけすぎてシミになるリスクを下げられることです。
失敗するリスクが下げられるので、スプレータイプの保湿オイルを使ったことがない方の最初の1本として良い商品だと思います。
メリット②:他社の類似製品と比較して安い
昨今では、多くのメーカーがスプレータイプの保湿オイルを販売しています。
しかし、どの製品も価格が高く、簡単には手が出しづらいのも事実です。
その中でも、プロステイタス 保湿コンディショナーは他社と比べてお得!
タンパク質成分が配合された他社の類似製品と比較すると以下の通り。
(カタログ情報) | ZETT 保湿コンディショナー | 和牛JB プロティオス | 久保田スラッガー コンディショニングスプレー |
内容量 | 150ml | 150ml | 100ml |
価格 | 1,980円(税込) | 2,970円(税込) | 1,320円(税込) |
1mlあたりの価格 | 13.2円 | 19.8円 | 13.2円 |
プロステイタス 保湿コンディショナーは内容量も150mlとしっかり入っているので、すぐに無くなってしまう事はありません。
コスパを重視される方にはメリットと言えるでしょう。
プロステイタス 保湿コンディショナーのデメリット

続いて、プロステイタス 保湿コンディショナーのデメリットを紹介します。
- デメリット①:革への浸透力はプロティオスに劣る
- デメリット②:ライムの香りは好みが分かれそう
デメリット①:革への浸透力はプロティオスに劣る
革の内部まで栄養(タンパク質)を補給するためには、浸透性がポイントになってきます。
この浸透性を、スプレータイプの保湿オイルとして定番な「プロティオス」と比較したところ、浸透力に差がありました。
プロティオスはグローブ全体の色が濃くなるほど革に浸透しましたが、プロステイタス 保湿コンディショナーは革の状態が良い(擦れが少ない)部分にはあまり浸透しませんでした。
革の状態が良い部分は栄養が足りていますので、栄養補給できなくても問題はありませんが、価格の差が出た結果となりました。
デメリット②:ライムの香りは好みが分かれそう
プロステイタス 保湿コンディショナーは、ライムの香りが付けられています。
グローブのメンテナンス用品には、柑橘系の香りが定番ですが、少し香りが強いように感じます。
ただし、グローブを完全に乾かした後はほとんどライムの香りがしないので、気にしすぎる必要はないのかなと思います。
まとめ
ZETTのプロステイタス 保湿コンディショナーをレビューしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここまで解説した内容をまとめると、
ZETTのプロステイタス 保湿コンディショナーは、コスパも良く保湿オイル初心者にもおすすめの商品です。
学生から大人まで、全野球人におすすめできる保湿用品ですので、気になる方はお試しあれ。